主催に携わった「遠友みらい塾」の関係者一同、皆さまのご協力のもと、第一回「INAZOサミット」を無事に開催できたことを、心より御礼申し上げます。
今回、初開催となったINAZOサミットは、この集いの趣旨を理解していただくことが重要であると考え、明確なテーマを設けずに「新渡戸」に所縁のある方々が一同に集う、キックオフ的な意味合いが強かったことと思われます。そうしたなかでも、今回の開催を通じて見えてきた、
・郷土研究を提唱した新渡戸の評価
・地域史と世界史のつながりをみる視座や知性の重要性
・次世代への継承
というこれらのコセンプトは、同塾にとっても来年以降の大切なテーマになると考えられます。次の「遠友みらい塾」の開催は2018年を予定しておりますので、開催日時が決定した際には、またHP等で周知させて頂く予定です。
みなさまの参加を心よりお待ちしております。
テレビや新聞で『第一回INAZOサミット』が取り上げられています
岩手めんこいテレビ ローカルTime『INAZOサミット札幌で新渡戸稲造の業績再確認』▶
朝日新聞 DIGITAL『開け、新渡戸稲造ツーリズム 札幌サミット』▶
岩手日報 WebNews『新渡戸の功績語る初サミット 札幌、国内外250人』▶
『第一回INAZOサミット』の全記録が動画で公開されています
一般社団法人「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」HP▶
『第一回INAZOサミット』の総括が公開されています
総括〈第1回INAZOサミット・札幌〉の始まりとこれから▶
『第一回INAZOサミット』に出席された方から感想や意見が寄せられています
※今後の参考にしていきたいと思います。
終了後の参加された方々の感想を聞いて…
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一昨年、寺島さんからこのサミットのアイディアを伺って以来、第一回の企画の目的・テーマは、札幌の遠友夜学校の歴史を踏まえて、「友あり、遠方より来たる」で、趣意書にも書き記したように、新渡戸ゆかりの方々が一堂に会す、これがテーマで極めて明快だと確信していました。
今回のサミットのテーマと言われれば、すぐに「友あり、遠方よりきたる」ですと私は答えます。寺島実郎さんの基調講演から学ぶのは、今後に繋がる「地域を深く掘ることが世界に繋がる」ということなのではありませんか。新渡戸稲造、内村鑑三、ウイリアム・クラークの個別の評価の違い云々ではなく、講演で語られた「歴史ツーリズム」、「ジェロントロジー」等も含めて、話から学ぶのは、話す側の問題ではなく、聞く側の問題意識、受け皿の大きさに見合った料理しか持ち帰れない、終了後の参加された方々の感想を聞いて、そんな意を強くしている日々です。
趣意書に書き記した内容を、当日冒頭で説明、或は配布資料でお渡しすると、私が思っていた意図がさらに明確に参加者に伝わったのかと、終わってみると思う所があります。次回以降、運営に活かして頂きたいですね。
(一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会 代表理事 秋山孝二)
<参考>
*サミット趣意書 添付ファイル 藤井さんは10月末に理事長に就任されています
*第一回サミット趣意書 添付ファイル
サミット趣意書
第一回サミット趣意書
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このINAZOサミットでは新渡戸稲造に対して、いろいろな主張があり議論の場としても面白い場でした。…
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『新渡戸稲造とは』
昨日、INAZOサミットが終了。
自分はこの日まで遠友みらい塾、新渡戸稲造と遠友夜学校を考える会、平成遠友夜学校、そして遠友塾のイベントや授業、講演に参加させていただき、新渡戸稲造や北海道開拓のことをいろいろ知ることができ、とても感謝してます。
その活動の中で3つの大事なテーマに気づくことができました。
1つ目は『知る』ということ。自分の住んでいるこの北海道札幌市は一体誰がどのような志しを持ち開拓をしてどのような人生を歩んできたのかを知らなかった一年前の自分と今の自分を比べると『知らない』事の恐さも改めて感じました。これは国の政治や資本主義の中身を知っているか知らないかにも繋がります。
2つ目は『忘れてはいけない』ということ。この新渡戸稲造の活動団体の方々はこの忘れてはいけない新渡戸精神、教育=人づくり=国づくり、どんな苦境の中でも国際正義、国際平和を目指した新渡戸先生の活動を忘れてはいけないという想いで活動しているのをこの一年間身をもって感じました。
最後の3つ目は『伝え続ける』ということ。自分は30代なのでこのINAZOサミットの活動を通して得た体験や知識を次の世代へ伝え続ける役目があるのではと感じました。特に自分の生まれる前の戦争時代の話など聞いて実際体験して苦しんだ人達の人生を無駄にしてはいけないと。これは東日本大震災や台風の被害についても同じ事が言えます。
このINAZOサミットでは新渡戸稲造に対して、いろいろな主張があり議論の場としても面白い場でした。その中で自分が一番心残りだったことは遠友塾の工藤さんの講演がなかったこと。この一年間、自分の活動してきた中で最も尊敬でき、新渡戸精神を受け継いでいると感じた自主夜間中学の遠友塾。工藤さんは先頭に立ち、行政と法律、そして時代と戦ってきた人生とそれを支えた遠友塾の事務局長の奥さんやスタッフの活動や生徒さん達の今までの学ぶ事ができなかった境遇を参加者の皆さんに聞いて欲しかったのが自分の心残りでした。
その代わりもう1人の素晴らしい工藤さんに出会うことができました。岩手めんこいテレビの工藤哲人さん。彼の作る新渡戸稲造の番組は僕の今まで持っていた「ただの五千円札の人」という固定概念を壊して新渡戸ファンにしてくれた素晴らしい番組でした。今度のドイツ編楽しみです!そして同じ盛岡出身の映画監督の大友啓史さん(代表作るろうに剣心、龍馬伝)と新渡戸稲造の映画つくる夢も応援します。来年の盛岡での開催?の第2回INAZOサミット行くので岩手めんこいテレビ見学させて下さいとお願いしてしまったので参加出来るようにいろいろ頑張らないと^_^
追伸、この日は司会の福間ひとみさんの誕生日でした。実行委員長の宮澤洋子さん、幡社長といつもお世話になっていてこれから恩返しできるよう頑張ります。帰った後、カンボジアの子供達のひとみさんへの動画見て感動しました。岩田りょうこさん素晴らしい親友だなぁと^ ^
(Facebookの実行委員会メンバー、遠藤大輔君)
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どんな感じの集いなのか想像できないまま参加しました。…
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講演者の顔ぶれを見ると、アカデミックな研究発表の場なのかとも想像しましたが、寺島実朗氏の基調講演はその想像を完全に覆してくれました。北海道人として次の世代につなぐための、しかも無理のない誰もが持てる思考を提言していただいたように思えました。私たちは自分が暮らす街の歴史や先人たちへの愛情が希薄だったのかなと気付かされました。とても有意義な時間でした。ありがとうございました。
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まさにこれが[架け橋]なんだなと…
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新渡戸稲造に関して多くの方のお話を聞いて、北海道がはじめから今に至るまで海外とのかかわりがたくさんあることを知りました。寺島実朗さんのお話やカナダから来られた方のお話は、国内では最北の地である北海道が、実は古くから国際的で多くの方と関わって成長してきたことを再認識しました。また岩手など新渡戸稲造に関係する国内のつながりも今回のサミットで初めて知り、まさにこれが[架け橋]なんだなと、なんとなくワクワクする気分になりました。次回は出席できるかどうか分かりませんが、今後もぜひ続けてほしいイベントだと思います(北海道のために)。
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