「第7回 遠友みらい塾」を開催しました。

「第7回遠友みらい塾」を、11月7日に札幌駅前ビジネススペ−ス(北5条西6丁目)にて開催しました。この日は、20代の学生や旭川市などの遠方から合わせて約50人が参加。1年目の集大成ともいえる今回は、幅広い世代や地域の塾生たちが一同に集い、活発な意見交換等が行われました。

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寺島実郎塾長の講演では、「宗教」、「人工知能(AI)」、「エネルギー」などの観点を踏まえ、過去の歴史や今後の世界動向を認識していく重要性について“インテリジェンス”というキーワードをもとにお話をして頂きました。またそこでは、現代の諸問題がグローカル性を帯びていることをはじめ、食と農を意識した「観光」の重要性、ツーリズムにおける「北海道の可能性」などにも話が及びました。会場を埋め尽くした塾生たちも、塾長の熱の込もったお話に大きな刺激を受けている様子でした。

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その後は、塾生たちによる報告会を行いました。冒頭で、事務局・大沼芳徳さんから北海道新聞(10月21日付夕刊)に掲載された「遠友みらい塾」のコラムをご紹介頂いたのち、「一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会の秋山孝二代表理事による「INAZOサミット」開催(2017年11月予定)のご報告、亀田敏美さんからは札幌市の姉妹都市であるポートランドの現在をまとめた『SAPONISMO』完成についてのご報告がありました。そのほかにも、一般ゴミを「資源に代えて再活用するリサイクルプロジェクトの一環として、廃棄衣服を燃料化し車(デロリアン)を走行させる取り組み「デロリアンプロジェクト」を進める宮澤洋子さんにご報告を頂きました。その後も、新渡戸稲造の著書『農業本論』を中心とする読書会の活動内容を世話人・三上節子さんがご報告されたほか、世界・地域との直接交流を通じて地域活性化につなげる「NPO法人 日本自治ACADEMY
の取り組みについて千葉正和さんからご報告を頂きました。
報告会では、参加者の質疑応答も交えた意見交換等も行われ、2年目を迎える「遠友みらい塾」のさらなる充実と発展が期待される時間を共有することができました。

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写真撮影 鹿野内太一

次回、「第8回 遠友みらい塾」は、2017年1月28日(土曜日)の開催(時間:午後13時30分〜15時30分予定、場所:札幌駅前ビジネススペース)を予定しております。
みなさまのご参加をお待ちしております。

【参考サイト】
一般社団法人 新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会
http://nitobe-enyu.org/
SAPONISMO
http://sa-po.net/
デロリアンプロジェクト
http://fukufuku-project.jp/GoDelorean/
読書会
http://enyumirai.main.jp/category/%E8%AA%AD%E6%9B%B8%E4%BC%9A/
NPO法人 日本自治ACADEMY
http://www.japan-a-academy.jp/

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